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Nextcloud は、個人のクラウドを作成するための人気で強力なオープンソースソフトウェアです。デバイス間でデータを保存、共有、同期するための個人クラウドサーバーが必要な場合に便利です。このガイドでは、Debian サーバーに Nextcloud をセットアップする手順を説明します。本レッスンでは、必要なソフトウェアのインストールから Nextcloud 環境のセキュアな構成まで、ステップバイステップで案内します。
始める前に、以下の前提条件を確認してください:
まず、システムを最新の状態に保つようにしてください。以下のコマンドを実行します:
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
このコマンドは、利用可能なパッケージとそのバージョンのリストを更新し、現在インストールされているすべてのパッケージの最新バージョンをインストールします。
Nextcloud は Web サーバー、PHP、およびデータベースサーバーを必要とします。Apache、PHP、および MariaDB を使用します。次のコマンドを使用してこれらのパッケージをインストールします:
sudo apt install apache2 mariadb-server libapache2-mod-php7.4
次に、Nextcloud 用の必要な PHP モジュールをインストールする必要があります:
sudo apt install php7.4-common php7.4-gmp php7.4-bcmath php7.4-curl php7.4-gd php7.4-mysql php7.4-intl php7.4-mbstring php7.4-xmlrpc php7.4-xml php7.4-zip php7.4-dom php7.4-imagick php7.4-soap php7.4-json php7.4-cli
インストールが完了したら、Apache と MariaDB が起動していること、および起動時に実行されるように設定されていることを確認します:
sudo systemctl start apache2 sudo systemctl enable apache2 sudo systemctl start mariadb sudo systemctl enable mariadb
MariaDB のインストールをセキュリティで保護することは非常に重要です。次のコマンドを実行して設定できます:
sudo mysql_secure_installation
このコマンドは、ルートパスワードの設定、匿名ユーザーの削除、リモートからのルートログインの拒否、テストデータベースの削除、特権テーブルの再読み込みなどのデータベースセキュリティ設定の構成に関する一連のプロンプトを表示します。ニーズに応じてプロンプトに答えてください。
次に、Nextcloud 用のデータベースを作成する必要があります。MariaDB サーバーにログインします:
sudo mysql -u root -p
パスワードを入力したら、次のコマンドを実行して新しいデータベースとユーザーを作成します:
CREATE DATABASE nextcloud; CREATE USER 'nextclouduser'@'localhost' IDENTIFIED BY 'securepassword'; GRANT ALL PRIVILEGES ON nextcloud.* TO 'nextclouduser'@'localhost'; FLUSH PRIVILEGES; EXIT;
'securepassword' をお好みの強力なパスワードに置き換えてください。
Nextcloud の最新バージョンをダウンロードする準備ができました。/tmp ディレクトリに移動し、Nextcloud をダウンロードします:
cd /tmp wget https://download.nextcloud.com/server/releases/nextcloud-23.0.0.zip
ファイルを解凍し、Apache の Web ルートに移動します:
unzip nextcloud-23.0.0.zip sudo mv nextcloud /var/www/html/
Nextcloud ディレクトリの所有権を Apache ユーザーに設定します:
sudo chown -R www-data:www-data /var/www/html/nextcloud/ sudo chmod -R 755 /var/www/html/nextcloud/
次に、Nextcloud 用の Apache 構成ファイルを作成します:
sudo nano /etc/apache2/sites-available/nextcloud.conf
次の構成をファイルに貼り付けます:
<VirtualHost *:80> ServerAdmin admin@example.com DocumentRoot /var/www/html/nextcloud/ ServerName example.com ServerAlias www.example.com <Directory /var/www/html/nextcloud/> Options +FollowSymlinks AllowOverride All <IfModule mod_dav.c> Dav off </IfModule> SetEnv HOME /var/www/html/nextcloud SetEnv HTTP_HOME /var/www/html/nextcloud </Directory> ErrorLog ${APACHE_LOG_DIR}/error.log CustomLog ${APACHE_LOG_DIR}/access.log combined </VirtualHost>
ファイルを保存してエディタを終了します。次のコマンドを実行して、サイトと必要な Apache モジュールを有効にします:
sudo a2ensite nextcloud.conf sudo a2enmod rewrite headers env dir mime
最後に、変更を適用するために Apache を再起動します:
sudo systemctl restart apache2
ファイアウォール設定で HTTP および HTTPS トラフィックを許可することを確認します。UFW を使用している場合は、次のように実行できます:
sudo ufw allow 80/tcp sudo ufw allow 443/tcp sudo ufw reload
次に、Web ブラウザーを開き、Nextcloud サーバーの IP アドレスまたはドメイン名にアクセスします。セットアップを完了するための Web ページが表示されます:
Nextcloud インストールを暗号化するために、Certbot と Let's Encrypt を使用して無料の SSL 証明書を設定できます。次のコマンドを実行して Certbot をインストールします:
sudo apt install certbot python3-certbot-apache
SSL 証明書を取得してインストールします:
sudo certbot --apache
Certbot がドメインの証明書を発行する許可を持つようにするためのプロンプトに従います。Certbot は新しい証明書で Apache を自動的に構成します。
Debian サーバーに Nextcloud を正常にセットアップし、セキュアな SSL 接続で構成しました。クラウドサーバーの準備が整ったら、ファイルをアップロードして共有し、デバイス間で安全に同期し始めることができます。新しい機能およびセキュリティ強化のために、Nextcloud のインストールおよびシステムパッケージを定期的に更新することを忘れないでください。
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